コピルアクを飲んでも大丈夫?安全といえる5つの理由を科学的に解説

コピルアクを飲んでも大丈夫?衛生面と安全性を科学で解説

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コピルアクを飲んでも大丈夫なのか。ジャコウネコのお腹を通った豆だと聞けば、汚いのではないかと不安になるのは自然なことです。先に答えをお伝えすると、きちんと処理されたコピルアクは、ほかのコーヒーと同じように安心して飲めると考えられています

豆は回収されたあと、何段階もの洗浄、天日での乾燥、脱殻を経て、高温で焙煎されます。この一連の工程が、変わった出どころに由来する汚れを取り除き、残ったものも熱で処理するからです。ここからは、その理由を一つずつ見ていきましょう。

コピルアクを飲んでも大丈夫といえる5つの理由

1. 豆はパーチメントコーヒーの状態で守られている

コーヒーの実の中で、豆は「パーチメント」と呼ばれる硬い殻に包まれています。ジャコウネコが消化するのは、その外側の果肉だけです。豆は殻に包まれたまま、形を保って体の外へ出てきます。この殻つきの状態をパーチメントコーヒーと呼びます。

たとえるなら、台所を通り抜けた卵のようなものです。殻の外側が汚れても、中身には触れていません。汚れが付いているのは殻の外側であり、このあとの工程で取り除かれるのも、その外側です。排出された豆が、植えれば芽を出せるほど傷んでいないことも、豆の中身が守られている目安とされています。この考え方は、イスラム法学の視点から洗浄の条件を整理した記事でも詳しく紹介しています。

2. 何段階もの洗浄で、外側ごと取り除く

回収した豆は、流水で何度も洗います。洗うたびに外側の層が落ち、最後は脱殻の段階で、パーチメントそのものも取り除かれます。つまり、ジャコウネコの体に触れた表面は、ただ洗い流されるだけでなく、物理的に取り去られて捨てられるのです。

野菜や果物を洗うときは、洗った表面をそのまま食べます。それと比べると、コピルアクの処理は一段と念入りだと言えます。回収から焙煎までの流れは、工程をまとめた記事でもご覧いただけます。

3. 乾燥で、コーヒー豆のカビや細菌が増えにくい状態にする

洗浄した豆は、天日で乾燥させ、豆の中の水分値を12.5%前後以下まで下げます。この水準まで乾燥させると、細菌やカビは増えにくくなります。穀物や干物が長持ちするのと同じ考え方です。乾燥させた豆は保管や輸送のあいだも安定しているため、洗浄で得られた清潔さが焙煎の前に損なわれることもありません。水分値の基準は、インドネシアの規格を解説した記事で詳しく紹介しています。

コーヒー豆のカビといえば、カビ毒のひとつであるオクラトキシンAを心配される方もいるでしょう。厚生労働省の資料によると、国内で調べたコーヒー豆44試料のうち86.4%は、定量できる量を下回っていました(厚生労働省の資料)。これはコーヒー豆全般の調査結果ですが、しっかり乾燥させ、湿気を避けて保管することの大切さは、コピルアクでも変わりません。

4. 焙煎は、食品の加熱の目安をはるかに超える

厚生労働省は、家庭で食中毒を防ぐ加熱の目安として、食品の中心部を75℃で1分間以上加熱することを挙げています(家庭でできる食中毒予防の6つのポイント)。一方、コーヒーの焙煎では、焙煎機の中が200℃近くまで上がります(焙煎の解説)。豆はその高温に長い時間さらされるため、それまでの工程のあとに残った微生物も、ここで処理されることになります。

さらに、飲む前には沸騰直後のお湯で抽出します。焙煎のあとにも、もうひとつの熱の関門があるわけです。

5. 研究でも、市場に出回る豆はきれいな状態だった

食品科学者のマッシモ・マルコーネ氏は、コピルアクの豆を実験室で分析し、その結果を学術誌Food Research Internationalに発表しました(マルコーネ氏の論文)。2004年にこの研究を紹介したゲルフ大学の発表によると、ジャコウネコの豆はもともと通常の豆より汚れの度合いが高いものの、回収後に流水で丁寧に洗われるため、市場に出回っている豆はかなりきれいな状態だったとされています(ゲルフ大学の発表(英語))。

ジャコウネコのコーヒーは汚い?不安が生まれる理由

安全性は「きちんと処理されたかどうか」で決まる

コピルアクを飲んでも大丈夫と言えるのは、あくまで「きちんと処理されたもの」に限られます。洗浄を省いたり、乾燥が不十分なまま売ったりすれば、安全を支えている工程そのものが抜け落ちてしまいます。ジャコウネコのコーヒーは汚いという印象が生まれるのも、こうした手を抜いた生産者や、偽物を売る業者が市場に存在するからです。檻で飼育されたジャコウネコから大量につくられる豆には、檻飼育の問題もあります。

コピルアクの衛生面で、注文前に確かめたいこと

コピルアクの衛生面は、豆が袋に詰められるまでの処理で決まります。だからこそ、どんな生産者から手に入れるかが重要です。確かめたいのは、次のような点です。

  • 処理の工程を公開しているか: 洗浄、乾燥、脱殻の流れを説明できるかどうか。
  • ロットごとに品質を評価しているか: 水分値や欠点の確認、専門家による味の評価を行っているかどうか。
  • 出どころを示す書類があるか: 野生回収や産地を示す書類を見せられるかどうか。

本物であることを示す書類をきちんと出せる生産者は、処理も丁寧であることが多いものです。ラベルの読み方は、表示をうのみにしないためのチェックポイントの記事が参考になります。

よくある質問

猫アレルギーでも飲めますか?

ジャコウネコは、名前に「ネコ」とつきますが、ネコ科ではなくジャコウネコ科の動物です。また、豆は洗浄と焙煎を経ています。ただし、アレルギーへの影響を調べた研究は見当たらないため、心配な方は医師にご相談ください。

カフェインの量は、普通のコーヒーと同じですか?

コピルアクに限ったカフェイン量の公的なデータはありません。食品安全委員会の資料では、一般的なコーヒーの浸出液100mlあたりのカフェインは60mgとされ、欧州食品安全機関(EFSA)は、健康な成人で1日400mg、妊娠中の方で1日200mgまでを目安としています(食品中のカフェインのファクトシート)。なお、ロブスタ種はアラビカ種よりカフェインが多い品種です。詳しくは品種によるカフェインの違いを解説した記事をご覧ください。

生豆やパーチメントの状態で買っても大丈夫ですか?

はい。ただし、生豆やパーチメントは農産物の状態なので、焙煎してから飲むことが前提です。焙煎前の豆は、湿気を避けて保管してください。生豆を扱うときの注意点は、生豆の購入ガイドで紹介しています。

安全性を書類で確かめられる、当社のコピルアク

Kopiluwak Coffeeの豆は、この記事で紹介したすべての工程を経ています。加えて、洗浄後には紫外線による処理を行い、すべてのロットをSCA(スペシャルティコーヒー協会)認定のQグレーダーが評価しています。原料は森で暮らす野生のジャコウネコが残した豆だけで、ロットごとに処理の記録を残しています。出どころを示す書類は認証のページで公開しています。

商品品種1kgあたりの価格産地
アチェ ガヨ ルワックアラビカ種35〜78米ドルスマトラ島アチェ州ガヨ高地
バリ キンタマーニ ルワックアラビカ種35〜109米ドルバリ島キンタマーニ高原
ジャワ ルワックアラビカ種35〜78米ドルジャワ島イジェン高原
トラジャ ルワックアラビカ種35〜78米ドルスラウェシ島トラジャ
ロブスタ ルワックロブスタ種25〜73米ドルスマトラ島の低地

表の価格は目安です。パーチメント、生豆、焙煎豆、粉のどの形態を選ぶかで変わり、改定することもあるため、ご注文時は各商品ページの表示をご確認ください。

インドネシア国外からのご注文方法

  1. 商品と形態を選ぶ: 商品一覧から産地と形態を選びます。価格は1kgあたりで、最低注文金額は100米ドルです。
  2. 注文する: サイトの購入手続きから注文するか、WhatsAppでご相談ください。卸売りやプライベートブランドのご相談も承っています。
  3. 支払う: 国際決済に対応しています。PayPalをご利用の場合は、7%の手数料がかかります。
  4. 発送: 輸出に必要な書類を当社で用意し、インドネシアから直接お送りします。焙煎前の豆(生豆・パーチメント)は、植物検疫などの手続き費用として、注文ごとに28米ドルを別途いただきます。送料は届け先の国や地域で変わります。条件の詳細は配送・お支払いの条件(英語)に記載しています。

本注文の前に品質を見ておきたい場合は、サンプルをご利用ください。お預かりする100米ドルのデポジットは、その後のご注文代金から差し引きます。ご利用条件はサンプルポリシーにまとめています。

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