どの生産者にも、看板を背負う商品がひとつあります。Kopiluwak Coffeeにとって、それがキンタマーニのルアックコーヒー、「バリ キンタマーニ ルワック」です。この記事では、この一杯がどこで、どのように生まれ、どんな味わいなのか、そしてなぜ当社のフラッグシップと呼べるのかを、品質評価の基準とあわせてご紹介します。
キンタマーニのルアックコーヒーとは
野生のジャコウネコが選んだキンタマーニのアラビカ
キンタマーニのルアックコーヒーは、厳選したキンタマーニ産アラビカ種の実のなかから、自由に暮らす野生のジャコウネコが選んで食べ、その体内で自然な発酵を経た豆からつくられます。ジャコウネコは本能的に、いちばん熟した甘い実だけを口にします
豆は形を保ったまま体内を通り抜け、そのあいだに苦味のもとになる成分が変化することで、苦味が抜け、酸味がやわらぎます。キンタマーニは何世代にもわたって、こうしたルアックの原料となる豆を育ててきた土地でもあります。
なぜフラッグシップと呼べるのか
理由は3つあります。キンタマーニのアラビカはバリでも特に評価の高いコーヒーであること。この高原で野生のジャコウネコから得られる量がごく限られていること。そして、出荷するすべてのロットに、カッピングスコア85点以上という条件を課していることです。
どこで生まれるのか:バトゥール山のふもとの高原
火山の土壌と、涼しい高原の空気
キンタマーニは、バリ島北東部のバトゥール山周辺に広がる高原です。火山がもたらした土壌と涼しい山の空気が、島でも特に名高いアラビカ種を育てています。産地の背景や観光農園の実情については、バリ島で飲む前に知っておきたいことの記事でも詳しく紹介しています。
農場も、請負業者も、檻も使わない
このコーヒーの豆は、高原で自然に暮らす野生のジャコウネコから、当社の経験豊富なチームが回収しています。飼育場も請負業者も使わず、檻に入れられた動物はどの段階にも関わりません。農園の地面からロースターに届くまで、すべての工程を当社が直接管理しています。檻での飼育の問題点については、倫理面の解説記事をご覧ください。
バリコーヒーの味:カッピングプロファイル
香り・風味・酸味・ボディ
当社の公式なカッピングプロファイルは、次のとおりです。
- フレグランス: フレッシュなナッツの香りに、バニラとチョコレートが重なり、力強くもやさしいアーモンドの香りが続きます。
- フレーバー: ハーブのような爽やかさと、ほのかなスパイス。
- 酸味: 穏やか〜中程度。
- ボディ: やわらかく、マイルド。
全体の印象は、重さより上品さ、素朴さより洗練。バリコーヒーの味を、繊細なかたちで表現した一杯です。
Qグレーダーの評価:85点以上のロットだけを出荷
コーヒーのカッピングとは、決められた手順で抽出したコーヒーを専門家が味わい、香りや風味、酸味、ボディなどを点数で評価する方法です。当社では、SCA(スペシャルティコーヒー協会)のQグレーダーとスターカッパーの資格を持ち、国際的なコーヒー競技会の審査員も務めるヘリー・セティアワン(Herry Setiawan)が、すべてのロットを評価しています。
スペシャルティコーヒーの目安とされるのは、カッピングスコア80点以上です。キンタマーニのルアックコーヒーは、それを上回る85点以上という、Qグレーダーの評価で裏づけられたロットだけを出荷しています。豆の格付けの考え方については、コーヒー豆のグレーディングの解説(英語)もご覧ください。
おすすめの淹れ方
90〜96℃のお湯を使い、ペーパードリップなどの透過式なら中挽き、エスプレッソなら細挽きにします。まずはブラックで、バニラやアーモンドの繊細な香りを確かめてみてください。詳しい手順は飲み方のガイドで紹介しています。
ご注文時にお届けするもの
- 価格: 1kgあたり35〜109米ドル(形態によって異なります)
- 形態: パーチメント、生豆、焙煎豆、粉
- 品質: カッピングスコア85点以上(認定Qグレーダーが確認)
- 調達: バリ島キンタマーニ高原の野生のジャコウネコから回収
- 規格: スクリーンサイズ15〜18、水分値最大13%、欠点値6〜8
- 最低注文金額: 100米ドル。21kg以上でまとめ買い割引あり
- お試し: 100米ドルのデポジットでサンプルをお届け(デポジットは本注文の代金に充当)
生豆とパーチメントのご注文には、植物検疫・検疫関連の費用として1注文あたり28米ドルがかかります。焙煎豆と粉は、ご注文を受けてから準備します。ご注文はバリ キンタマーニ ルワックの商品ページから、サンプルの条件はサンプルポリシーからご確認ください。
よくある質問
なぜバリ キンタマーニ ルワックは、ラインナップでいちばん高価なのですか?
キンタマーニのアラビカがバリでも特に評価の高いコーヒーであること、この高原の野生のジャコウネコから得られる量がごく限られていること、そしてすべてのロットがカッピングスコア85点以上という条件を満たさなければならないことが理由です。ほかの産地やロブスタ種との違いは、品種による違いを解説した記事や5つの産地の比較の記事もご覧ください。
本当に野生回収ですか?
はい。豆はすべて、バリの高原で自由に暮らす野生のジャコウネコから、飼育場や請負業者ではなく当社のチームが回収したものです。野生回収であることは認証でもご確認いただけます。
1袋まるごと注文する前に、味を確かめられますか?
はい。100米ドルのデポジットでサンプルをお送りしています。デポジットは本注文の代金に充当されます。
物語だけで売らない、という選択
コピルアクの多くは、その物語だけで売られています。ジャコウネコ、希少性、価格。けれども、それだけではカップの中身は保証されません。認定Qグレーダーがすべてのロットを評価し、85点以上という基準を課すのは、スペシャルティコーヒーの世界で上位に用いられる考え方であり、コピルアクの市場ではまだ一般的とは言えません。
物語ではなく、カップそのもので選んでいただける一杯を。それが、キンタマーニのルアックコーヒーを当社のフラッグシップとしてお届けする理由です。偽物を避けるためのポイントは、偽物を見分ける6つのサインでまとめています。
Pippo is an expert in Kopi Luwak with a deep passion for exploring its uniqueness and heritage. With years of dedication to studying this premium coffee, he consistently shares authentic insights and knowledge to help readers better understand one of the world’s most exclusive coffee experiences.




